断捨離は雑誌やSNSで取り上げられるようになり、2010年頃から耳にするようになった言葉です。
一方、誰もが小さいころに両親や先生などから「片付けなさい」と言われた馴染みのある言葉。
家の片づけをおこなったことがある人なら一度は疑問に思った事があるのではないでしょうか。
「断捨離」と「片付け」は意味も目的も違います。
意味や目的の違いを理解することで自分が今後求めている暮らしに何が必要なのかも正しく理解して取り組むことが可能です。
それぞれの意味について解説していきます。
断捨離と片付けって同じように感じるけど何が違うの?意味は違うような気はするけど、自分がしたいのはどっちだろう?
断捨離と片づけは似ているようで違います。意味を理解して自分にはどちらが向いているのかを理解するだけでも大きなメリットですので良ければ参考にしてください。
断捨離とは?
断捨離という言葉は3文字からできている言葉で次のように言い換えることができます。
作家のやましたひでこさんが学生時代に通いつめたヨガ道場や高野山の宿坊に宿泊する機会から影響を受けて生み出した言葉です。
全ての意味を込めて断捨離という言葉ができています。
2010年に流行語大賞にノミネートされている意外と新しい言葉です。
断捨離の目的は?
断捨離は「不要なモノを捨てて、モノへの執着をなくしていく作業」です。
その過程で、不要なモノを手ばなすことよって変わっていく自分の価値観やその後の生活の変化を人生に反映させることが断捨離の目的だと言えます。
自分にとって本当に必要なモノは何なのか?
自分にとって本当に大切なモノは何なのか?
家の中にこんなにモノは必要なのか?
など一つ一つの気付きを得ていくことが大切です。
断捨離の始め方
目的地を決めずに出発しても永遠に着きませんので、まずはあなたが目的とする部屋の状態を具体的にしていきましょう。
モノがほとんどないミニマリストのような暮らしならば多くのモノを手ばなす必要があります。
シンプルな部屋なら個数や自分の興味なども考慮して減らしていきましょう。
目的を具体化するとその過程を細分化する際に分かりやすくなります。
目的を達成するためには逆算して考えていく事が重要です。
最終的な目標が家の中の不要品を100個捨てるとすれば、毎日1個ずつ捨てるなら約4か月あれば達成可能です。
1年で100個捨てるなら1か月あたり、8~9個手放す計算になります。
自分の部屋の状態や家族の了解も得ながら進めていきましょう。
間違っても家族のモノを勝手に捨てないように注意しましょう。
1度にたくさんのモノを捨てることができても、続けなければすぐにモノは増えてしまいます。
離行で説明したモノへの執着を捨てることを意識しなければすぐに欲しいモノを買ってしまうでしょう。
不要なモノを捨てることとモノへの執着を捨てることが断捨離では必要になります。
時間をかけて手ばなしていく過程で、モノへの執着を改めることが必要になります。
片付けとは?
「片付け」とは、周囲に出ているモノを適切な場所にしまい、散らばっていない状態にすること。
さらには次に使う時に使いやすい状態にするまでの行為のことを言います。
不要品を捨てることなどは関係しません。
片付けの目的は?
片付けの目的は行う人にとって様々ですが、定義として覚えておきましょう。
「散らばったモノをしまい、使いやすい状態にすること」が定義です。
次に使う際に見当たらず探したりするようであれば片付けができていないということになります。
片付けの進め方
次に使うときに自分が分かりやすく、使いやすいようにあらかじめどのように収納するかを考えておきましょう。
問題点をリスト化し、解決する方法や必要なグッズもメモしておくといいでしょう。
できるだけ具体的に書いておくことが失敗をさけるポイントです。
分けやすくするために、すべて出しましょう。
出したモノを種類ごとに分けると共に、必要なのか不要なのかを選別します。
不要なモノは気が変わらないうちに早めに処分しましょう。
残ったモノをしまうために、必ずサイズを測りましょう。
スペースを有効に利用するためにできるだけ正確に測り、メモしておきましょう。
図ったサイズに合う必要なモノや個数をリスト化しましょう。
測ったサイズに合うモノを購入しましょう。
サイズが合わない場合はレイアウトを考え直す必要がありますので要注意です。
また、ついついまとめ買いをしてしまう人がいますが、不要なモノが増えてしまいますので必要個数を確認してから購入しましょう。
小さなモノを収納する際は中身が一目でわかるモノを選ぶと良いでしょう。
収納する際に、同じ系統のモノで統一することでスッキリと見えます。
収納グッズを使って、適切な場所に適切なモノを収納していきましょう。
意識するのは「次に使う際に出しやすい」です。
中身が分かりずらい際は、シールを貼るなど工夫しましょう。
私が断捨離をオススメする理由
私が断捨離を進める理由は圧倒的にモノの数が減るからです。
断捨離は「不要なモノ」と「モノへの執着」を捨てていく作業です。
それに対し、片付けは収納していく作業です。
あくまで個人的な意見ですが、収納のレイアウトなどを考えることは楽しいことです。しかし、モノが増えれば、部屋も狭くなり収納グッズも同じように増えます。収納できるモノには限度がありますし、管理する手間のことも考えると私は断捨離をオススメします。
モノが多ければ多いほど部屋がせまくなり、広い部屋に引っ越しをしたら更にモノが増えます。
モノが少なければ少ないほど、部屋も広く使えてモノの管理から解放され、掃除もしやすくなって悪いことはありません。
これが私がオススメする理由なんです。
片付けして部屋がスッキリするなら片付けでもいいのですが、たいていの人はモノが多すぎるので無理です。
まずは減らすことに重きを置いて成功の確率を上げることが重要なんです。
今回は以上になります。
他にも記事を書いていますので参考にしていただけると嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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